hi-magine in TOKACHI

北海道で暮らしはじめたワタシの日記

テリーとドリー

今週末は金曜を午後休して、極東まで遊びに行きました。

帯広を出たのが14時。

最近は15時過ぎたらもう夕方・日暮れの気配ですからね。

出発が遅すぎた!

ということで、釧路を走っている頃はもう夕陽を背中に、厚岸を走っているころは太陽は沈み、厚床などは闇でした。危ないのなんのって、道はもう覚えてるから問題ないとして、何がコワイってヤツらですよ。

エゾシカ

この時期はやつらが道路に出てくるって聞いてます。

日の出前、日暮れ頃が一番危ないっていうのに、まさにそんな時間帯に「シカ注意」「動物注意」の看板に標識だらけのところを走りましたよ。

一度厚岸すぎたあたりかなぁ?

対向車線に牡鹿がボケっと突っ立ってるのに遭遇しましたが、驚いてブレーキかけた私に驚いた牡鹿が森に走って帰っていきましたわ。

自分の車線に出てこられても困るけど、対向車線におられるのも困るんですわ。はねられたのが私の方に飛んできて巻き込まれるのもやだし・・・。

それまで60kmとかで走ってたですが、シカに遭遇してからは40kmとかで走りましたよ。いつ出てくるかもわからんヤツらがいる中で、ガンガン飛ばしてる車とかいるのが信じられん。。。

 

で、翌日。

風が強かったのですが、念願の落石に行ってきました。

落石(おちいし)という地名は、アイヌ語の「オク・チシ 人の首の付け根のくぼみ」に由来し、落石岬が本土につながる低地、現在の漁港周辺をさしている。」

落石の歴史|落石シーサイドウェイ(北海道・根室市)

ということだそうで、落石(らくせき)じゃなくて、落石(おちいし)と読みます。

 

ここから落石岬まで徒歩20分程度。

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しかし、低い森を越えていかねばなりません。

夏に落石でクマが出たっていう新聞記事を読んだような、読んでないような。。。

行っていいのでしょうか?

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こんな森の中に、木道がまっすぐ一本。

二人で「歩いてマース」「おじゃましまーす」「でてくるなー」と叫びながら、ひたすら進む。

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叫びながら、さらに持ってきた熊鈴を鳴らし続け、木道を進む。

お祭かよ、みたいな、結構うるさい二人。

風が強かったので、万が一風上に熊がいたら、聞こえないって困るじゃん?

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森を抜けると、広い草原にでます。

初夏には、ここらへんにサカイツツジという小さいピンク色の花が咲くようです。

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花もいいけど、私はこの荒涼とした風景が好き。

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日本じゃない風景みたい。

根室には、荒井由実が似合う気がする。

ユーミンのCD持ってきたら良かったなぁ。

 

もひとつ低い森を越えると、落石岬と灯台が現れました。

 

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ひゅうひゅう。

絵になるなぁ。

って、私の携帯カメラじゃ、この落石の魅力を撮りきれません。

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木道の終わり。

けもの道のような、なんとなく道にみえる道を進んで、灯台の方まで行きます。

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崖の手前4~5mが私の限界。

これ以上は足がすくんで進めまてん。

匍匐前進したなら、へりまで行けたかなぁ?

いやー、コワかった。5m手前でも十分こわい!!

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来た道を戻ることもできたけど、せっかく熊の森を2つも越えて来たんだし(また熊がいそうなところに戻るのやだし)、フットパスを一周してみるか!ということになり、灯台を後にしてフットパスを進む。

私たちが立った崖のへりはここからは見えず。

しかし、この後の5本松?4本松?あたりで、急こう配のフットパスに恐れをなして動けずにいた私たちに追い打ちをかけたのが、野生動物の鳴き声。

森の方から「ぎゅおおーーーーーん」みたいな、高めの大きい鳴き声が2回聞こえて、我ら真っ青。これはやばい。

熊か?小熊か?シカ?なんだ?

空耳ととぼけるには2回目の鳴き声もしっかり聴こえ、我ら軽くパニック。

とりあえず来た道を引き返すことに。

しかし、陽を背中にして歩くと、単純なけもの道も判別しずらい!

ふくらはぎの高さもない草原で遭難しかけましたわ。

焦ったね~。

森の中でまた祭か!ってくらい熊鈴鳴らしまくり。

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そしたら、森から出てきてた牡鹿と遭遇しました。

星野道夫さんの写真集のヌーほどかっこよくもないけど、牡鹿は堂々としてました。

道路に出てくるシカは邪魔以外の何物でもないけど、こういうところにいるシカは、絵になる。なので、道路には出てこないでください。

 

森を抜けて、無線局?アトリエ?の周囲を見物。

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謎な建物。

窓がセメントで塗りこめられてるって、なんか異様だよね。

チェルノブイリの石棺を思い起こさせるのですけど・・・

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無線局の跡だそうな。

 

冒険の後はお腹が空きまして、迷った結果・・・

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納沙布岬方面にあるBOSCHETTOっていうイタリアンのお店に行きました。ラストオーダーぎりぎりに入店。

お腹ペコペコ。店内はめっちゃ温かい。

温かいことの幸せと、安全なところに戻って、しかもごはんにありつけるという幸せ。

 

牛すね肉のラザニア。f:id:northern_sunny_sky:20161030230510j:plain

沁みる。

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タルトタタン

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甘栗のブリュレ。

 

どれも美味しかった~。

去年のFIGAROっていうファッション誌に、ボスケット周辺で撮影されたページが載ってました。日本じゃないみたい。かっこいいページでしたわー♪

ボスケットのメニューはどれも美味しそうで、今度はランチタイムに2000円のコースで食べてみたいっす。

 

冒険の土曜日となりました。

崖っぷちに立ったり、草原で遭難しかけたり、野生動物の鳴き声にビビったり、クマに怯えたり、ごはんとおやつがおいしかったり、いろいろあって、生きてることを実感した、テリーとドリーな姉妹なのでした。